東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。
2022年10月2日。Carstay(カーステイ)が新たに展開する「Mobi Lab(モビラボ)」が横浜市内にオープンし、そのオープニングイベントが開催されました。
構想から2年。紆余曲折を経て、Carstay念願のMobi Lab.がついにオープンということで、筆者の期待度も最高潮!
ワクワクした気分を抑えきれず、Mobi Lab.オープン日であるオープニングイベント当日にさっそく訪問をしてきました。
この数年で日本にバンライフ・車中泊を浸透させてきたバンライファーやスペシャルゲストが参加し、アットホームな雰囲気の中行われたイベントの様子はもちろん、Mobi Lab.の内部や今後の展開まで。実際にみて、感じた様子を筆者目線でご紹介していきます!
オープン当日は一般来場者向けオープニングイベントに先駆け、14時からメディア向けに開会式と会社説明会が行われました。
開会式には地元横浜市選出の国会議員・県議・市議の方々や、メディア関係者も多数参加。Carstayの新事業「Mobi Lab. 」の注目度の高さがうかがえます。
まず最初にCarstay宮下晃樹CEOからの挨拶と、事業に関するお話がありました。
Carstayでは「Stay Anywhere, Anytime. 誰もが好きなときに、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる。」をミッションに、車中泊スポットやキャンピングカーのシェアサービスなど「バンライフ」事業を展開。
2022年現在では、全国各地に車中泊スポットを約320箇所、キャンピングカーのカーシェア登録車両も約300台に拡大し、誰もが気軽に車中泊・バンライフを体験できる環境がCarstayのサービスにより揃いつつあります。
そんな「バンライフ事業」を幅広く展開するCarstayの新規事業が、今回オープンした「Mobi Lab.」なのです。
コロナ禍の影響もあり、この1〜2年で車中泊・バンライフを楽しむ人が爆増中。当然キャンピングカーの人気も高まり、受注数も大幅にアップ。注文から納車までに平均で1〜2年(!)もかかるそうです。
車中泊やバンライフに興味を持ち、いますぐに自分のキャンピングカー(車中泊仕様車)が欲しいとなった場合、「中古のキャンピングカーを購入する」か「車両をDIYカスタマイズして自作する」かの2つしか手段しかありません。
そこでCarstayの新規事業であるMobi Lab. が「自作・改造」に関わるサービスを展開。Mobi Lab.を利用することで、車両を自分好みのキャンピングカー(バンライフ・車中泊仕様車)に改造・自作できるようになります。
Mobi Lab.で提供されるサービスの詳細については、Mobi Lab.マネージャーの向田涼哉氏より、以下のような説明がありました。
「Mobi Lab.」の第一弾として、以下の6つのサービス提供がスタート。
1.キャンピングカー・バンライフ仕様に改造・自作するためのDIYスペースと工具レンタル可能な「シェアガレージ」
2.メーカーや車種を問わないキャンピングカーのメンテナンスや修理
3.車中泊向けの暖房器具「FFヒーター」(予定)、ソーラーパネルや蓄電池「サブバッテリー」などの電装、オーニングなど、バンライフを快適に楽しむためのパーツ一式の取り付け
4.キャンピングカーの体験や予約
5.Carstayのキャンピングカーに特化したカーシェアの登録、登録で必要となる写真撮影の代行
6.バンライファーやバンライフ体験をしたい人たち向けの交流会や、Carstayのカーシェアに関する説明会の開催
※1~6の詳細ページ・予約はこちらから。
当面は以上6つのサービスでの運営となるそうですが、そのほかにもこの先順次サービスを拡充予定とのことです。DIYとシェアガレージの使用や車両メンテナンスの料金等については、こちらのページで確認可能です。火・水曜日は作業不可となりますので、ご注意くださいね。
15時からは一般来場者も参加。オープニングイベントには100名以上の方が参加されており、あちこちから楽しそうな会話が聞こえてきました。中にはかわいいワンちゃんも。
1時間ほどのフリータイムでは、Mobi Lab.内をゆっくり見てまわったり、展示されたキャンピングカーの車内見学をしたり。参加者同士で会話を楽しむ方も多く、来場者が思い思いに過ごしている様子でした。
当日Mobi Lab.敷地内にはCarstayの宮下晃樹CEOのキャンピングカー「モビゴン」をはじめ、合計3台のキャンピングカーを展示。この3台すべてがDIYカスタマイズされた、完全オリジナルのキャンピングカー(車中泊仕様車)!
他にはないおしゃれなインテリアとデザインに多くの方が興味を持ち、窓から覗き込んだり中に入ってみたり、写真を撮影したりと展示を楽しんでいらっしゃいました。筆者も次のDIYの参考にと、3台すべて内部を細かくチェック(笑)。
16時からは、6000kmの米国キャンピングカー旅から帰国された田端大学塾長・田端信太郎さん、VANLIFE大工である鈴木大地さん、女子大生バンライファーの宮本芽依さん、Mobi Lab.マネージャー向田涼哉さんの計4名を迎えたトークセッションがスタート。モデレーターの岩井啓さんの司会によりアットホームな雰囲気で進みました。
「バンライフの最新トレンド」や「日本のバンライフの課題」「バンライフの未来とMobi Lab.」などをテーマに、登壇者たちの体験してきたバンライフについて語り合い、大いに盛り上がりました。
田端さんからは日本とアメリカでのバンライフ・キャンピングカー旅の違いについて聞くことができ(日本はダンプステーションのあるRVパークが少ない、地方に行っても温泉がありSAなどのトイレが整備されているなどの良い面も多いなど)、日本とアメリカとの違いに、参加者も興味津々の様子でした。
今回伺ったMobi Lab.は神奈川県横浜市旭区に立地し、最寄駅である相鉄線の希望ヶ丘駅からは徒歩約10分。電車でもアクセスしやすい場所にあります。近隣のホームセンターからは車で15分という好立地!
土地面積約60坪(約197㎡)、建物は約47.5坪(157㎡)という敷地でスペースにゆとりを持ってクルマを改造・DIYすることが可能です。音や周りの目を気にせず作業ができるというのは、かなり嬉しいですよね。
クルマを改造・DIYするための工具は大充実!工具って、どれもかなり高価なんですよね…。良いものを一式揃えるとなると数十万円単位の金額が必要になるため、購入の際には「DIY後も使うのか」など、さまざまなことを考慮する必要があります。
しかしこれだけ揃っていれば「DIYのための工具どうするか問題」もスパッと解決。
DIY未経験であっても、常駐スタッフのアドバイスを受けながらの作業であれば安心。工具類はこれからもどんどん追加されていくとのことでした。
DIY対応だけでなく、キャンピングカーのメンテナンス・修理も受け付けが可能。
バッテリーの点検やベッドキッドなどの家具の修理、オイル・エレメント交換、パーツの取り付けなど、キャンピングカーまわりの困りごとが、Mobi Lab.にくればすべて解決しちゃいます!
芝生エリアはバンライフ仕様の車両をどんな内装にするか思案するのに最適。チェアに座ったりハンモックでリラックスしながら構想を練っていると、気持ちよくてついつい寝落ちしてしまいそうです。
天気がよければアウトドア気分も満喫できます。筆者的には「リモートワークにぴったり」と感じたので、ワーケーションスペースとして使えることを今後期待したいです。
「Mobi Lab.」はキャンピングカーや車中泊、バンライフをより身近にしていく存在となり、現在進行形でバンライフを楽しんでいる方から今後スタートしたいと考えている方まで「すべてのバンライファーをサポートする施設」となっていくのでないでしょうか。
バンライフに興味があるけど最初の1歩が踏み出せないという方、DIYに関して悩みがあるという方は、ぜひ一度Mobi Lab.を訪問してみてくださいね。
東京出身、箱根移住歴6年のフリーランスライター・カメラマン。複数のWebメディアにて料理・生活・バンライフ・アウトドア等の記事を執筆中。 夫婦でデザイン・DIYしたバンで「休日バンライフ」(車中泊)を日常的に楽しんでいます。