波戸岬

佐賀県北部の海岸に複数並んで存在する海食洞です。7つの海食洞があるということから、「七ツ釜」と名付けられましたが、現在では7つ以上の洞があります。自然が生み出した不思議な情景を見ることができる秘境です。

佐賀県の唐津湾沿岸に広がる松原です。幅約500 m、長さ約4.5 km にわたって弧状に約100万本のクロマツの林が続き、海水浴場と隣接する珍しい松原です。江戸時代に海風を防ぐ防風林として松が植えられて発展しました。

福岡県西部の二見ヶ浦にある岩です。岩は桜井神社の御神体であり、それぞれ男岩はイザナギ（日本神話の男神）、女岩はイザナミ（日本神話の女神）として祀られています。岩の間に夕日が沈む風景が美しく、多くの観光客に愛されています。

1675年頃から「秘窯の里」として栄えた街です。日本で最初に磁器を完成させた鍋島藩は、より高い品質と技法の維持に努め 「藩窯」 をこの地にて組織し、他に技法が漏れないようにしたといいます。大名将軍朝廷に献上する高級品を1871年まで焼き続け、現在は伝統的な窯元が立ち並ぶ、伊万里焼の産地として愛されています。

佐賀県南部にある古泉です。1900年の歴史を持ち、嬉野川を挟んで数多くの旅館が立ち並ぶ九州有数の大温泉街です。美肌に効果がある温泉として、特産品である「嬉野温泉湯どうふ」とともに女性に人気があります。

国内最大の弥生時代（紀元前500年頃）の遺跡です。最大の特徴は、集落の防御に関連した遺構とされ、約2.5kmにおよぶ外壕や柵が代表的です。また、発掘調査の結果、36haの敷地の中で竪穴住居高床式倉庫物見櫓古墳青銅器銅鏡等が発見され、古代の人々の暮らしを知ることが出来る貴重な史跡となっています。

919年に藤原仲平が建立した寺院です。「天神様」こと菅原道真の墓所の上に社殿を造営し、主祭神として祀っています。「学問の神様」として学徒の信仰を集め、京都の北野天満宮とともに全国12000社ある天満宮の総本宮とされています。飛梅が有名で、毎年巫女が梅の使節として全国に梅の盆栽を寄贈、御神酒は梅酒となっています。

1700年頃に建立されたとされる神社です。かつて沖ノ島に置き去りにされた代官が、大魚に助けられて生還し、海中鳥居を立てたという伝説があり、今では海の守り神とされています。「月の引力が見える」と言われるほどに満ち引きの激しい場所に位置しており、干潮時には海中道路を歩いて鳥居をくぐることが出来ます。

1899年に高野山から招致された、真言宗別格本山の寺院です。南蔵院は、長年にわたりミャンマーネパールの子供達に医薬品ミルク文房具を贈り続けた返礼として、1988年にミャンマー国仏教会議より仏舎利の贈呈を受け、その仏舎利を祀るために、1995年に全長41mの釈迦涅槃像を建立しました。仏足五百羅漢七福神トンネル等の見所が多い史跡です。

八女市に位置する茶畑です。八女茶の生産量は全国6位で全国の日本茶生産量の約3%を占めます。戦国時代から茶葉を栽培しており、幾多数多の歴史人たちに愛されて来た八女茶の畑が一帯に広がっています。

1945年に太平洋戦争にて、広島爆撃の3日後に核兵器を投下された場所です。8月9日の爆撃は消失面積670万㎡、死者約7.4万人の惨劇をもたらし、1950年に平和を祈って公園が設けられました。中心部には、神の愛と仏の慈悲を象徴する「平和祈念像」が設置され、右手は原爆の脅威を、左手は平和を表し、閉じた目は犠牲者の冥福を祈っています。

長崎市にある標高333mの山です。長崎港を見下ろすことができる展望台から見える景色は良好で、夜景の名所として知られ、日本三大夜景の1つです。また、モナコ、香港と並び世界新三大夜景として認定されています。

北九州に位置する、標高622mの山です。展望台からは北九州市の夜景を見渡すことができ「100億ドルの夜景」と言われるほどの絶景です。国見岩というロッククライミングの練習場や、皇后杉という老杉、キャンプ場等により観光客が絶えない場所です。

雲仙市にある古湯です。701年に開湯し、江戸後期から明治にかけて、シーボルトを始めとして長崎に出入りする外国人のリゾート地として発展しました。雲仙地獄と呼ばれる30の源泉からは絶えず噴煙と硫黄の香りが吹き上げます。キリシタン殉教の舞台となった悲しい歴史を持ちます。